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2014年9月23日
今年8月4日に南フランスのMarciacという素敵な街で行われたジャズフェスに参加してきました。
誘ってくれたのはキューバの超絶技巧フルート奏者Maraca。
Marciac Jazz Festival MARACA
ラテンジャズ界のスーパースターたちとの共演、少ないリハーサルにも関わらず難曲にチャレンジしてきました。
日本は欧米から遠いので中々誘いづらいようですが、今回は久々に声を掛けてくれて嬉しい限り。中々ハードな旅でしたが満喫してきました!
いくつか写真をアップします。
あまりにフライトが過酷だったため、パリに到着して気分転換にお散歩しました。
どんなに過酷だったかは書くとまた疲れてしまいそうなので書きませんが、史上最悪の航空会社でしたー。「飛行機なんてもう乗らないっ」て一人でだだこねました。
1時間程歩いたらセーヌ川に。ポンヌフでボーとしていたら船を発見。
家族とカップルに囲まれながらセーヌ川、エッフェル塔を満喫しました!
カフェで赤ワインをひっかけました。
おじいちゃんが相手をしてくれて、一生懸命フランス語を話しました。
スペイン語の前はフランス語勉強してました。大好きな言語!
Tres Joli!って言ってくれた。可愛いって!!
そしてやっぱりフランスに来たらお肉だっ!ってことで一人レストランに。
オススメのやつを頂いてしまいました。
お肉だけで言ったら日本ですごーく美味しいステーキを食べられるけど、ざくっと出て来るパンやワイン、付け合わせの野菜のうなだれた感じとか、フランスだなあ、と。無愛想っぽいウェイターも話しかけるとみんなお茶目だし親切。
そろそろみんなも着く頃かなあ、と思いながらホテルに戻り、何となく気になって近くのカフェを覗いたら、ビンゴ!このお二人に遭遇!
世界一のコンビ、Giovanni(perc)とEl Negro(dr)。
やっぱりお肉と赤ワインやってました。
大声で叫んで抱き合って、再会の喜びを分かち合いました。
世界が小さいと感じる瞬間。
パリでリハ後、Marciacへ飛行機で移動。ピアノのHaroldとコーヒーを飲みながら音楽人生を語り合い、私もずっと日本にいれるんだろうか、なんて考えたりして。
Marciacはヨーロッパの映画に出てきそうな、小さくて美しすぎる街。
こんなところでジャズフェス?と思いましたが、ヨーロッパでは休暇を南で過ごすのは定番で、何千人もの人がこのフェスを目指して南下していました。ホテルは少ないから、キャンピングカーで来る人も多いとか。
そしてもちろんここでも!
牛肉タルタルだよー!!美味!
リハーサル。Maracaはピアノも上手。というかキューバ人ミュージシャンはどんな楽器もこなすのがスゴイ。私だってピアノ、ベース、パーカッションもキューバで勉強したけど、比になりません。
アメリカから来たSteve Turre(tb)とBrian Lynch(tp)、フランスに住むフランス語が上手なキューバ人Irving(sax)。みーんなすごくゆったりしてて、素晴らしい人たちでした。
みんなが浴衣姿の私を珍しそうに見るので、こっちからもメディアのみなさんをパシャリ。
本番で浴衣を着るつもりではなかったのですが、半ば強制的に早着替えをさせられました。
「おまえ、日本人なんだからキモノ着ないと意味がない!」だそうで。。
そしてなんと、リハーサルあとの食事は、フォアグラと赤ワインから始まりサラダ、メインそしてコーヒーまで。
フォアグラの産地だそうで、みんな凄い勢いで食べてました!
あんまりにグルーヴがぐるんぐるんで気持ちがよいので、浴衣で踊り続けました。そしたらベースのPaseiroくんのラインがアフロ&ティンバ感たっぷりになって、すーごいテンション上がりました。
ただとにかくみんなシンコペーションが激しいので(裏拍にアクセントがあるフレーズ)、リハーサルでグルーヴを掴むまで1時間くらいかかりました。キューバ人と演奏するといつも感じること。難しいのに異常にゆったりしてる。
今回の旅も、素晴らしい経験をさせて頂きました。
優しくて実力のある面々に囲まれて、それぞれの人生の片鱗を垣間みると、私も自分の足でしっかり立って、人生を感じながら音楽をやっていきたいな思うのでした。
はてさて、どんな旅が待ち構えていることやら。