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SAYAKA ブログ

Habana D’ Primera最高!

2013年9月2日




観に行きました!現在キューバで一番活躍するバンド、ハバナデプリメーラ。
最前列確保!素晴らしいバンドだった。あの気持ち良い重厚なサウンドがどうやって生まれているのか少しわかった気がします。
キューバで数々の人気バンドのトランぺッターを経て現在歌手、そしてバンマスを務めるAlexanderの包容力と愛らしい笑顔(ちょっと手を合わせたくなるようなお顔で)。彼は恐らく今までキューバ人アーティストが実現出来なかった事を成し遂げようとしている人なのではないかと思います。


キューバのサルサバンドは想像以上に年功序列で、メンバーはバンマスにとても忠実。音作りに関しても自由度は案外少なく、よっぽどの事がなければフレーズを変えない。
ところが彼らのステージを観ていると、リズムセクションは楽器を交換し、各楽器のフレーズも個性的で曲によっては編成を大きく変えたりする。なのにあの異常にまとまったサウンド!誰か一人が太いグルーヴを持っているのではなくて、お互いを信頼し合って生まれるサウンドなのだと感じました。きっと信頼しているのは音楽だけではないんだろうなあ。自由な精神を持ちながら自由になれないあの国の状況を想像すると、なんだかジーンとくるものがあります。


サルサ音楽は国によってスタイルが異なり、残念ながらキューバンサルサを受け入れない人は結構いるようです。理由の一つとしては、キューバのサルサはアフリカの要素が強くてサウンドが横に揺れるため、例えばカッチリ踊りたい場合遊びが多過ぎて踊りづらい、などなど。勿論その揺れが気持ちよかったりもするのですが。そう言った意味から言うとハバナデプリメーラの骨太感は国を超えて愛される可能性が高いのかな、と。
この世界的不景気でもツアーが続いていることがその証拠かもしれません。メンバーの話を聞いても皆満足しているのでツアー中に飲んで暴れたりあまりしないらしい(笑)
なんだか色んな意味で感動しました。
それにしても、優秀なミュージシャンはまだまだいるのね、、、恐るべし。


ところで今回出演したブラジル歌手、パウラ・リマさんも最高だった!!!自然体でチャーミングで。ベーシストがボンバ感に溢れていて(そんな用語ないですけどキューバ人が大好きなグルーヴィーな感じ)コーラス隊のお姉さんのサンバの踊りがカッコイイ。まあとにかく、ゴージャスなイベントでした。


今年は10月16日に中野サンプラザホールにCesar Lopez率いる大編成のバンド(ダンサーも来るよ!)、11月13日には村上龍さんのイベント、NGメンバーや人気歌手Mayitoも!充実!!!またここでもインフォします。

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