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SAYAKA ブログ

インタビュー記事掲載

2017年6月16日

先日書類を整理していたら、今までのCD発売に合わせての雑誌の記事がたくさん出てきて、いくつか読み直してみたらまあなんと生きるスピード感の違うこと。「人間はそうは変わらないよ」という割合とメジャーな言い回しがありますが、ワタシ的には「いやはや変わるもんだよね」ってカンジで。。


先日cafeglobeのインタビュー記事がアップされました。
何度も会わずとも何か共通の言葉が見つかるような、可愛らしい女性による記事。



キューバに魅了されたバイオリニストSAYAKA / cafeglobe


有難いことです。
音楽人生で何度か「あなたには売れたいとか音楽家としての野望を感じなくて難しい」的なことを言われましたが、確かに売り出す側にしてみたら扱いにくいヒトなのかもしれませんね。
もっと体揺らしながら楽しんでます感出しまくって、難しいフレーズを激しいリズムに合わせて弾いいた方が”上手に見える”かもしれませんが!まあ無理ですねやっぱり。


最近は年に何度かオーケストラのお仕事もさせて頂いて、昔から大好きでしたが長いブランクで集中力の使い方がコントロールしきれないのです。しかし慣れてる皆さんはしれっとこなすんですよね。変拍子だらけの現代音楽に至っては、全体像を理解しようとするあまり疲労が限度に。まあもうちょっと自分のパートに集中すればいいんでしょうけど、管楽器や打楽器が何をやってどう感じているのかが気になってしまって。
色々なタイプの集中力があると思いますが、オーケストラの集中力ってやっぱり半端ない。一瞬でも気持ちよく浸っていたら取り残されそうな感じ。まああれだけの人数で一緒になろうとするわけですからね。
文句一つや二つや三つも言いながら、真摯に向き合う仲間たちを見てると感動してしまいます。


という訳で、そんな世界も垣間見たりしながら演奏活動をしていると、短絡的なものは手が出しにくくなる訳で。。
頼むから、表面でなくあの中の方で揺れてる彼らの音を聞いてくれ、と叫びたくなります。


私もそんな音を出せるようにもがいているわけです。
そして、その命がけの音をしかと聴いてくれる人たちの前で演奏したいのです。
切実な願い。


キューバまでカウントダウン。
ツアーは定員を若干オーバー、断念された方もいらっしゃいましたが、何とも物好きなみなさんと(物好きはワタシか)あの美しい国へ行って参ります!
長めの休暇が取れたら是非一度訪れてみてくださいね。











今月のライブは残すところ二つ。
17日(土)は久々にカルロスとデュオ。この人の何とも言えない魅力的な声に寄り添って弾くのは本当に幸せなのです。



ゆったり聴ける、六本木のジャズの老舗です。
28日(水)は打って変わってダンス音楽バンドCHAKALA。
お待ちしております!

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7月はキューバへ行ってきます!前後はライブ三昧。

2017年5月31日

cuba1


インプットの時期がやってまいりました!
1年間住んだのが2000年。その後も行き続け何回行ったのかわからない、、
滞在時にお世話をしてくれた第2の母に会う為に行くようなものです。まあ、2年以上間が空くと地球の裏側から殺意を感じるのです。
もはや強迫観念。。


アメリカとの国交が再開し、変わって行く前に訪れたいという人が増え、今回はトラベルボデギータさんの協力のもとツアーも企画しました。
とにかく予定が組めない国なので、行ってみないとどんなツアーになるのか予測できませんが、きっとあの海と空と笑顔と音楽に触れたらみんな幸せになっちゃうだろうな、と。


cuba2


みんな!人生は1度きりだ。ちょっと無理してでも、行きたいところには行くのだ!!


というわけで7月1ヶ月間日本を離れます。
帰国後は鬼のようなスケジュールですが、仕事があると思うとちゃんと予定通りに帰ってこれるもので。8月は楽しい中部・北関東ツアーが待っている!


6月は17日の土曜日に美しい声の歌手カルロスと恒例の六本木アルフィー。
バイオリンをゆったり鳴らせる幸せな日。
そして28日水曜日は毎回必ず恐ろしく盛り上がるCHAKALAライブ。9ヶ月ぶり!


chakala


結成からなんと17年。
当時、偉大な先輩方からのアドバイスを度外視した爆音バンドをやろうぜ!ということで結成し、ヴォーカル無しでどこまで踊れる音を作れるかと熱中しました。近い世代と音楽をやれることの楽しさ。
今では中堅どころなりつつあるメンバーですが、集まるとココロは当時のまま。多少の無理はオッケー、面倒くさいことは排除、ただただ楽しくやるだけ!!


キューバ留学中、音楽がダンスとともにあることを全身で感じた私は、日本に帰ってきてもその楽しさを持続させたかった。
日本みたいに何でも短時間で集中してこなさなければならない国では、頭で考える事が多くなるからグルーヴや単純な楽しさが減っていく。
それを許したくないのがCHAKALAで、メンバーは皆踊るのも好きだし(案外日本のダンス音楽業界では珍しい)、ひょこひょこしたステップで演奏してたらなんかかっこ悪いもんね。


てことで、聴くだけももちろん、踊るのが大好きな人にも喜んでもらえるようなラインナップをいつも考えています。
グルーヴさえあればどんな曲でもいい、っていうレベルは超えたいからね!踊りにも物語があるんだ。


キーストーンクラブ東京は、お酒に愛があります。
お酒が美味しくないライブハウスはがっかりしますが、ここは格別。山口出身のオーナーさんならでは、美味しい日本酒もあります。日本には飲食店なのに飲み物を注文しない、サービスに対してはお金を払わない、という感覚の人がいますが、我々が演奏できるのはお店の協力あってのもの。モヒートの価格交渉に成功したので(!)ぜひ飲食も楽しんで下さいね。


弦楽四重奏プロジェクトも地道に続けています。
なんとか今年に楽譜第1弾の出版を。
”話題の楽譜”目指してやるぜ!!


こちら、今年4月のライブ映像ダイジェスト。
ピアソラをやりました。アレンジ楽しい!





皆様にとって素敵な夏が訪れますように!

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Strings Project 第1弾!

2016年12月10日

strings
Photo by H.Ishii


構想から1年、ゆっくりでしたが第一回目無事に開催できました。
音楽好きの純粋であたたかいお客様に囲まれて、まだまだ鳴らしたてのアンサンブルですが楽しむことができました。私にとっては目標の見える、手応えのある一夜となりました。
六本木アルフィーで弦楽四重奏という無茶なオーダーにも関わらず、スタッフも嫌な顔せず最後まで助けてくれました。
メンバーはご多忙のクラシックを大事に奏でる人たちですが、とても柔軟で、少ないリハーサルにも関わらずとっても興味を持って鳴らしてくれました。プレーヤーである私でも気がつかない楽器の面白い特性や感覚でアイデアを与えてくれます。きっとさらに気持ちよく重なり合うことでしょう。
思いの外色々なところから反響があり、少しずつ冒険していこうと心に決めたのでした。
レパートリーは私の人生らしく完全ノージャンルでいきますが、今回はキューバンクラシックが中心でした。ほんの一部ですが動画をアップしましたので是非ご覧くださいませ。





そして早速次回ライブが決定しました!
2月1日(水)目黒の東京倶楽部です。
皆が呆れるほどにオリジナルアレンジ作品を増やしていきますのできっと意外なレパートリーも披露できるかと思います。


ちょっと不思議な国に行ったりしたせいかヴァイオリニストとしてはイロモノのように見られることもあり、真面目にやろうとしても「それはさやかじゃない」的な感じもあったりして、別にそれでも構わないというか嫌な思いをしてもすぐスイッチできる体質思考なんです。でも自分で枠を決めちゃったらそこで終わってしまうから、失敗しながらも挑戦していこうと思う。
その感覚さえ忘れなければ、新しい音楽や国と出会った時にあまり偏見を持たずに音楽コミュニケーションできるかな、と。


特に派手なパフォーマンスは出来ませんが(いつぞや米国ではしてたけど)かっこつけずもっと音を鳴らせるようになるべく積み重ねていきたいです。全体像を見たくてプレーヤーになりきれない未熟さがどうしても。
はい、またバッハに戻ります。。


カルテットの楽譜を出版まで繋げたいと思っています。
あらゆる楽器、パフォーマーともコラボしていきたいです。
いろいろモロモロ、興味がある方は直接ご連絡いただけたら嬉しいです。


クラシックのコンサートとは少し違う雰囲気で、生音の弦楽器のうねりを是非聴きにいらしてくださいませ!


strings21

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いよいよ始動!弦楽四重奏の世界

2016年10月26日




桐朋学園大学を抜け出してから、カルテットの楽譜を書きまくっていました。
レストランで演奏するための楽譜を買ってはみるもののアレンジが最悪で、使えず捨てるという声はあちこちから。
海外に出てからはソロ活動に専念し、ずいぶん寄り道もしたけれど色々な国の音楽に触れて今の演奏スタイルにたどり着きました。まあ要は何でもありのワールドミュージック。
それでも頭のどこかでカルテットを書きたいとずっと思っていて、今年の頭から無計画に書き始め、どのくらい時間がかかるのかと自分を見くびっていたらまあ何と筆が止まらないこの感じ。
内容は聴いて頂いてのお楽しみなんですが、キューバに住んだり欧米をフラフラした私ならではのエッジの効いた作品を目指しています。
そうなんですよ、弓を使う弦楽器はグルーヴを表現するのが難しいので、どうしてもメロディー中心になるのですが、そこにキュッとしたアクセントを加えていってワクワクするやつを作っちゃいたいのです!
弦楽器の新たな可能性を追求!ってベタですけどまさしくそんな感じです。





そして書いて書いて夢を語っていたらどうやら現実味を帯びてきて、来年に気合いの入ったコンサートを企画することになりました。
詳細が決まったらお知らせさせて頂きますが、ハードルを自らあげて自分の首を絞めるような気持ちです・・


そして今回は来年に向けての企画第1弾ということで、毎月演奏している六本木のアルフィーにて演奏します。
メンバーはサイトウキネンオーケストラ、NHK交響楽団などアンサンブルを極める若手メンバーと共に。
私と近い世界で演奏する仲間ともいずれ共演したいのですが、クラシック界の柔軟で優秀な人材を引っ張り込みたいという計画があり敢えて斬新なメンバーで取り組みます。
そんな訳で私自身再度テクニック磨き中です。必須。。
弦楽四重奏とは言え、フラメンコギターの柴田亮太郎くんもいるので真面目な雰囲気というよりは心地よくてお酒も進んじゃう!という一夜を演出します。
生音のアンサンブルに命をかけている彼らの深い音を、至近距離で楽しんで頂ければと思います。


★Live Information★





そして今年活動が盛んなこのトリオ。
スーパーベーシスト高橋ゲタ夫氏率いるラテン変遷アラカルトリオが四国へ。


先日とても多くの人に惜しまれながら他界してしまったサックスの宮本大路さんが通った場所を中心に、ピンクボンゴのメンバーと音楽三昧。私にとっては初めての場所ばかりですが、久々の友人との再会も出来そうでとても楽しみ。





恒例となったプラッサオンゼのキューバンセッション。
お店が35周年を迎え、さらに愛が集まる素敵な場所に。
音楽仲間よ!集まろう!!


その後も12月は楽しいライブばかりです。
みんなで笑顔になるために弾くのだ。年末までノンストップじゃー!


11月29日(火)原宿クロコダイル Las Perlas
12月14日(水)六本木All Of Me Club Caribbean Night- Mini CHAKALA
12月17日(土)六本木KEYSTONE Club Tokyo ラテン変遷アラカルトリオ・プラス
12月26日(月)六本木ALFIE Birthday Live

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楽しいツアーがやってくる!中部関西いきます

2016年10月10日




いよいよ12日水曜日から、グルーヴキング高橋ゲタ夫(b)氏率いるラテン変遷アラカルトリオのツアーです。
12日(水)浜松のジャズライブハウス、ハァーミット・ドルフィン
http://www3.tokai.or.jp/hermitdolphin/
13日(木)京都、木屋町の老舗ラグ
https://www.ragnet.co.jp/livespot/
14日(金)大阪の芦屋橋にあるミュージシャンが集まるカフェ・メイク
http://www5f.biglobe.ne.jp/~make/
15日(土)名古屋の名店ジャズインラブリー
http://www.jazzinnlovely.com/


ラテン変遷アラカルトリオとはなんぞや?
超メジャーどころからコアなキューバまで、日本の音楽シーンを支えるベーシスト高橋ゲタ夫さんのアイデアで、音の魔術師でミュージシャンからの信頼が厚過ぎ全国駆け巡るピアニスト中島徹さんとのトリオ。
活動はまだ始まったばかりだけど、音のコミュニュケーションがスゴイ!楽しい!!





どーんなジャンルも演奏するメンバーならではの選曲で、ヨーロッパの影響を受けた南米やキューバのクラシカルな作品やアフロキューバンジャズを中心に、日本で良く知られたメロディーも粋なアレンジでお届けします。
今まで経験したライブの個人的な印象は、お客さんの表情が豊かになるところ!
こちらもお客さんのエネルギーには多大に影響を受けるので、毎回ドキドキしながら挑むのですが、1曲目で柔らかい笑顔が見られたら「今日も演奏出来て良かった」と心から思います。
お二人の懐の広さに大分乗っかっておりますが、演奏は本当に楽しい。








私が”ワールドミュージック”という言葉を使うようになったのは、クラシックを経てあちこち旅をして演奏したりたまには教育にも関わったり、新しい楽器を習ったりただお酒を酌み交わして沢山喋ったりしていくうちに、「今自分が理解しているものはほんの一部に過ぎない」と実感して、メロディーやリズムがあれば国境がなくなるという事を大事にしたいからなんです。


今回のツアー、楽曲自体聴き所満載ですがもう一つの見所は音楽の会話の仕方。どんな世界でも会話は大事で絶妙なやり取りが繰り広げられると思いますが、我々トリオは例えば、自由自在なお二人が同じ楽譜で昨日と全く違う展開をし、そこにどれだけついてゆけるか的な事を毎ステージやってる訳です。「あ、そっちだった、すまんです」的な事もあれば同時にUターンしたり。
私はそこまで達者じゃないけど、今日は違うもの突っ込んでやるぞ!などと空気を変えるべく、一応やってみるのです。


欧米での演奏の時はとにかくガンガン前にいかないと、という気持ちが強くなるのですが、日本はお互いの様子を見ながら音を変えていくことが当たり前でとっても面白い。
お客さんが聴きながら飲んだりお喋りしたり踊ったりという文化もある欧米より、日本はみんなとっても聴いてくれる。
どんなミュージシャンでもお喋りされるより聴いてくれた方が嬉しいはず。
届けたいと思って奏でてるからね。


という訳でそんな我々の表情も勝手に推測しながら聴いてくれたら嬉しいなあ。
精一杯、色々な国の美しいメロディーをお届けします!


そしてやっぱりダンスナンバーも用意しています。モチロン。
ゲストも素敵な3人。ワクワクしています。
お待ちしております!








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